そういえばいつの間にか親父さんが死んでから100日たったらしい。女が肉を喰っている。
私はいつも食っていたが。
たった100日で私の中から親父さんの記憶は大分薄れつつある。
2013年4月30日火曜日
2013年4月29日月曜日
2013年4月27日土曜日
2013年4月25日木曜日
2013年4月23日火曜日
2013年4月22日月曜日
2013年4月21日日曜日
2013年4月20日土曜日
2013年4月19日金曜日
2013年4月17日水曜日
2013年4月16日火曜日
2013年4月15日月曜日
2013年4月14日日曜日
2013年4月13日土曜日
2013年4月12日金曜日
2013年4月11日木曜日
2013年4月10日水曜日
今日は親父さんの葬式。服は昨日買った黒い長袖のポロシャツにしたは黒いカーゴパンツ。どうせ上から何か着させられるらしいのでなんでもいいらしい。
葬儀場につく。どうやら一番乗り。しばらくするとワラワラ親戚たちが集まってきた。親戚以外は呼んでないらしい。
日本と違い喪服を着る習慣がない。みんな完全な普段着、ぱっと見は葬式の参列者とは誰も思わないだろう。日本人は。
しばらくすると少林寺の坊さんみたいなのも来て、私達も孔子が着てるような服を着せられて準備完了。完了。
だが、服を着てるのは兄貴夫婦と女と私だけ、お母さんは着てない。あとから聞いたのだが年齢がほぼ同じなので、そういう人間は縁起が悪いから葬式のメインには立たないそうだ。なのでこの会場で一番故人と付き合いが薄い私がメインに立つという有様だ。
葬式会場は、中央に祭壇があり―これは日本と同じだ写真に花、違うのは棺桶が祭壇の裏側に置かれていることだ。参列者は父方の親戚、母方親戚が両側に別れて座る―教会の結婚式みたいに。所謂バージンロードにあたるところに私たちは黒い孔子は並んで立たされた。
少林寺の坊さんがお経を始めると、私たちは葬儀会社のおっさんの指示でタイミングよく土下座。
それが終わると祭壇の横に客に正対してたち、また土下座。それが終わるとまたバージンロードに戻り、土下座したり跪いて祈ったり。結構長い時間なので膝が痛い。葬儀会社は膝パットを配るべきだ。お母さんの時は膝パットを買っておこう。
そんな事を考えていると、兄貴が原稿を読みながらむせび泣いている。参列者はみんな釣られて泣いている。葬儀会社のおっさんたちはティッシュを配り始めた。サービスは悪くない。私も泣いてないがもらったので、涙をふく動作をして場を盛り上げる。
次に祭壇の裏側に連れて行かれ、死体と最後の別れ、やったぜ!親父さんは口がまた半開きになっており、なんか堺正章に似ていた。
それが終わると棺に釘をぶち込んで、出棺。
霊柩車はリムジンだった。私たち黒い孔子もリムジンに乗り込む。生まれて初めてだ。
火葬場につくと、直ぐに棺桶は焼却炉に放り込まれた。
そこで黒い孔子もお役御免。90分間またされる。
時間になると部屋に呼ばれる。骨は既に鉄の皿に移されており、ここからは日本と同じように親族が骨を骨壷に移す。
私たちは骨壷を持って、供養堂へ移動。糞豪華なコインロッカーに骨壷を納めてやっと終わりだ。
日本だと何か酒飲んだり何か楽しみがあるんだが、ひたすら泣いているだけ、つまらない。
特に私は死んでから一ヶ月も経っているので、今更泣けと言われても困る。
葬儀場につく。どうやら一番乗り。しばらくするとワラワラ親戚たちが集まってきた。親戚以外は呼んでないらしい。
日本と違い喪服を着る習慣がない。みんな完全な普段着、ぱっと見は葬式の参列者とは誰も思わないだろう。日本人は。
しばらくすると少林寺の坊さんみたいなのも来て、私達も孔子が着てるような服を着せられて準備完了。完了。
だが、服を着てるのは兄貴夫婦と女と私だけ、お母さんは着てない。あとから聞いたのだが年齢がほぼ同じなので、そういう人間は縁起が悪いから葬式のメインには立たないそうだ。なのでこの会場で一番故人と付き合いが薄い私がメインに立つという有様だ。
葬式会場は、中央に祭壇があり―これは日本と同じだ写真に花、違うのは棺桶が祭壇の裏側に置かれていることだ。参列者は父方の親戚、母方親戚が両側に別れて座る―教会の結婚式みたいに。所謂バージンロードにあたるところに私たちは黒い孔子は並んで立たされた。
少林寺の坊さんがお経を始めると、私たちは葬儀会社のおっさんの指示でタイミングよく土下座。
それが終わると祭壇の横に客に正対してたち、また土下座。それが終わるとまたバージンロードに戻り、土下座したり跪いて祈ったり。結構長い時間なので膝が痛い。葬儀会社は膝パットを配るべきだ。お母さんの時は膝パットを買っておこう。
そんな事を考えていると、兄貴が原稿を読みながらむせび泣いている。参列者はみんな釣られて泣いている。葬儀会社のおっさんたちはティッシュを配り始めた。サービスは悪くない。私も泣いてないがもらったので、涙をふく動作をして場を盛り上げる。
次に祭壇の裏側に連れて行かれ、死体と最後の別れ、やったぜ!親父さんは口がまた半開きになっており、なんか堺正章に似ていた。
それが終わると棺に釘をぶち込んで、出棺。
霊柩車はリムジンだった。私たち黒い孔子もリムジンに乗り込む。生まれて初めてだ。
火葬場につくと、直ぐに棺桶は焼却炉に放り込まれた。
そこで黒い孔子もお役御免。90分間またされる。
時間になると部屋に呼ばれる。骨は既に鉄の皿に移されており、ここからは日本と同じように親族が骨を骨壷に移す。
私たちは骨壷を持って、供養堂へ移動。糞豪華なコインロッカーに骨壷を納めてやっと終わりだ。
日本だと何か酒飲んだり何か楽しみがあるんだが、ひたすら泣いているだけ、つまらない。
特に私は死んでから一ヶ月も経っているので、今更泣けと言われても困る。
2013年4月9日火曜日
2013年4月7日日曜日
2013年4月6日土曜日
2013年4月5日金曜日
2013年4月4日木曜日
2013年4月3日水曜日
今日の仕事は弾との面接。人を面接するのは初めてだ。
一発目はGがヤッてくれるのでそれを隣で聞く事になる。だが、結構どうでもいいことを言って時間が長い。弾のねーちゃんも少し引いている。私は弾との関係に傷を付けないでくれと冷や汗だ。なんせ私には弾がないのだ。そういえば上司も私にGの面接は長いがそんなに長くやる必要はないと言っていた。じゃそんなヤツに指導させんなよと毒づきたいがしょうが無い。
面接の終わりに、こんな仕事を紹介しますよと、軽く見せるのだがGは持ってきたのが少ないとかなんとか文句を言い、何でアレを持ってきてないんだと私に言った。そのアレというのは面接前に私がGに見せた仕事でGがこんなのは条件に全然あってないと跳ねつけたものだ。
私は完全にGに見切りをつけた。それが今日の最大の収穫だ。
家に帰ると女が履歴書を兄貴におくれとやぶから棒。
私がなぜかと聞くと兄貴が自分が勤めてる会社に履歴書を出してくれるからという。
私は仕事の内容はと聞くと、携帯電話の関係なので私の前職に関係有るようだと女は答えた。
私は仕事の内容もわからないのは履歴書を出すとか出さない以前の問題と答えた。
私は個人に関する重要なことを勝手に決める事にハッキリと不快だと告げた。
今、兄貴夫婦は同じ会社で働いている。私もそこで働くなど本当にゾッとする。どれだけいい仕事でも勘弁だ。私はこの要求を何としてでもはねつけることを決心した。
一発目はGがヤッてくれるのでそれを隣で聞く事になる。だが、結構どうでもいいことを言って時間が長い。弾のねーちゃんも少し引いている。私は弾との関係に傷を付けないでくれと冷や汗だ。なんせ私には弾がないのだ。そういえば上司も私にGの面接は長いがそんなに長くやる必要はないと言っていた。じゃそんなヤツに指導させんなよと毒づきたいがしょうが無い。
面接の終わりに、こんな仕事を紹介しますよと、軽く見せるのだがGは持ってきたのが少ないとかなんとか文句を言い、何でアレを持ってきてないんだと私に言った。そのアレというのは面接前に私がGに見せた仕事でGがこんなのは条件に全然あってないと跳ねつけたものだ。
私は完全にGに見切りをつけた。それが今日の最大の収穫だ。
家に帰ると女が履歴書を兄貴におくれとやぶから棒。
私がなぜかと聞くと兄貴が自分が勤めてる会社に履歴書を出してくれるからという。
私は仕事の内容はと聞くと、携帯電話の関係なので私の前職に関係有るようだと女は答えた。
私は仕事の内容もわからないのは履歴書を出すとか出さない以前の問題と答えた。
私は個人に関する重要なことを勝手に決める事にハッキリと不快だと告げた。
今、兄貴夫婦は同じ会社で働いている。私もそこで働くなど本当にゾッとする。どれだけいい仕事でも勘弁だ。私はこの要求を何としてでもはねつけることを決心した。
2013年4月2日火曜日
2013年4月1日月曜日
日系企業に日本人や日本語を喋れる人間を紹介する会社。台湾にはこんな会社が数社ある。
そのうちの一つで働く事になった。
今日は仕事初日。早めに家を出て大分早く会社につく。隣の店でコーヒーを飲みながらちょうどいい時間まで待つ。
少し早かったせいかほとんど誰もいない。しばらくするとバラバラと出社する人間が出始め、だる~い朝礼が始まる。ひと目ですでにそれが形骸化しているのが分かる。
それが終わると上司が私の隣の席の人に仕事をしえてもらってと一言。そいつはまだ来てない、どうやら遅い出社が認められているみたいだ。
それが来た。ジイさんなのでGと呼ぶことにする。Gは簡単に仕事の流れを話すと前置きし、長々と仕事の流れを説明してくれた。Gは相当面倒くさいのがわかった。必要最小限の事を教わったら仕事のメンでは関わらないようにしよう。
Gから仕事の流れの説明をうけて直ぐに実際に仕事開始。会社に登録されている弾となる人間に片っ端から電話を掛けまくり自分の銃に装填するのが最初の仕事だ。
それが終わると、弾を撃ち込む場所を選んでブチ込む。流れは至極簡単だ。
Gは私が一切メモしないのでそれとなく自分が仕事覚えた時はこんなふうにメモっていたとノートを見せてきた。私は不必要な事はメモらないので感心したフリはしといたが、無視した。
とは言え私には肝心の弾がないので今日は殆どすることがない。暇ので弾の履歴書の自己PRを見て時間を潰す。こっちの人間はやはり日本より自己主張がついからか自己PRも気合が入っていて面白い。ちなみに自己PRはこっちでは自伝といい内容は自伝だ。
中には留学の苦労話などが書いてあり、ひとつの物語となっているので素直に感動してしまうものも数多くあった。
そんな事をしているうちに就業時間。
女が駅まで向かいに来た。昨日の夜から私が仕事に出るとずっと寂しいと言ってたのでそれでだろう。新婚だからではなく親父さんが死んだ影響だ。家にずっと一人でいるのがきょくどに寂しいらしい。夜も親父さんが死んでからずっと電気をつけて眠っている。私は大抵の状況で眠れるのでどっちでもいいが。
私は女に仕事は我慢出来る範囲だと言った。
そのうちの一つで働く事になった。
今日は仕事初日。早めに家を出て大分早く会社につく。隣の店でコーヒーを飲みながらちょうどいい時間まで待つ。
少し早かったせいかほとんど誰もいない。しばらくするとバラバラと出社する人間が出始め、だる~い朝礼が始まる。ひと目ですでにそれが形骸化しているのが分かる。
それが終わると上司が私の隣の席の人に仕事をしえてもらってと一言。そいつはまだ来てない、どうやら遅い出社が認められているみたいだ。
それが来た。ジイさんなのでGと呼ぶことにする。Gは簡単に仕事の流れを話すと前置きし、長々と仕事の流れを説明してくれた。Gは相当面倒くさいのがわかった。必要最小限の事を教わったら仕事のメンでは関わらないようにしよう。
Gから仕事の流れの説明をうけて直ぐに実際に仕事開始。会社に登録されている弾となる人間に片っ端から電話を掛けまくり自分の銃に装填するのが最初の仕事だ。
それが終わると、弾を撃ち込む場所を選んでブチ込む。流れは至極簡単だ。
Gは私が一切メモしないのでそれとなく自分が仕事覚えた時はこんなふうにメモっていたとノートを見せてきた。私は不必要な事はメモらないので感心したフリはしといたが、無視した。
とは言え私には肝心の弾がないので今日は殆どすることがない。暇ので弾の履歴書の自己PRを見て時間を潰す。こっちの人間はやはり日本より自己主張がついからか自己PRも気合が入っていて面白い。ちなみに自己PRはこっちでは自伝といい内容は自伝だ。
中には留学の苦労話などが書いてあり、ひとつの物語となっているので素直に感動してしまうものも数多くあった。
そんな事をしているうちに就業時間。
女が駅まで向かいに来た。昨日の夜から私が仕事に出るとずっと寂しいと言ってたのでそれでだろう。新婚だからではなく親父さんが死んだ影響だ。家にずっと一人でいるのがきょくどに寂しいらしい。夜も親父さんが死んでからずっと電気をつけて眠っている。私は大抵の状況で眠れるのでどっちでもいいが。
私は女に仕事は我慢出来る範囲だと言った。
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