2016年1月6日水曜日

愚痴

 少し前にラオポーの兄貴夫妻が日本旅行に来ていた。私は可愛げのない姪っ子にも愛想を振りまき、車で色々連れ回してやった。そして帰って行った。お土産をたんまり(大陸野郎どもの爆買いには及ばないが。…)サムソナイトのスーツケースに詰め込んで。  それが、後日、ラオポーのお袋さんがラオポーにたんまりと愚痴をこぼす原因になった。  あれだけ大量のお土産だったが、ほとんどは兄嫁の実家に行ってしまったとお袋さんは怒っている。  お袋さんは、兄夫婦と同居し共働きの二人に代わり、二人の子供の面倒を見て、家事もほとんど全てやっている。兄嫁はお嬢様育ちなので、家事は買い物から掃除まで何もしない。  子供が生まれた時には100万円くらいのお祝いを送っている。この金額は異常であると言って良い金額だ。お袋さんは死んだ親父さんがそれなりの資産を残して入るが、決して金持ちではない。せいぜい小金持ち程度だ。まぁともかくこれだけ尽くしているのにこの仕打というわけだ。お袋さんの性格上、お土産なんて何も買ってこなくていいよ、とは言っているのだが実際には、物凄く買ってきて欲しいのだ。兄貴の方はお袋さんがそんな性格であることは百も承知しているはずなのに、ほとんど何も買っていかなかった。  それで怒りが収まらないお袋さんは、ラオポーに愚痴りまくる。決して兄夫婦には文句は言わない。私はラオポーから兄貴の方に伝えればいいのにともうのだが、ラオポーもそれをしない。  お袋さんは家政婦のような毎日をおくる。私はこう思う。俺の知ったことじゃない。

0 件のコメント:

コメントを投稿